精神の崩壊
私立は行かせないという親の方針の元公立高校のみ受験して無事合格し高校生になった頃
弟もだいぶ大きくなり話せるくらいに成長した。
私が通う高校は朝課外(つまり0限)があったため朝6時起き、更に前回の記事の朝食の件はもちろん続行のため毎日5時に起きる日々
一件大変に見える毎日も日々こなせば慣れちゃって何も疑問を持たくなった頃、土曜日の昼下がり、一通り家事も終わり自分の部屋でゆっくりスマホをいじっていると急にAが入ってきて、スマホ触り始めて5分も経っていないうちに、スマホのし過ぎだ、他になにかすることあるだろと没収され、窓拭きから床掃除等々の細かい掃除まで要求され始め
遂にキャパオーバーした私は倒れた
こんな日々を送っていることを誰にも言えず、一緒に住んでいる父親にさえ言えなかった。
というのも父親は朝方帰ってきて昼間まで起きて夕方寝て夜出ていく。この起きている間は弟と遊んだり、Aがべったり父親にくっついてイチャイチャしている為私が相談する隙もない。
この倒れた日、過呼吸になり熱が38℃まで上がった私にAが言ったのは
『○○ちゃんそれ仮病でしょ?そんなバレバレ嘘つくのやめてもらっていい?そんなんだから嫌われるんだよ、ろくな大人にならない』
それはもう、頭真っ白
這いつくばりながら自分の部屋まで行き、呼吸さえきついから言い返すことも出来ず、病院にも連れて行って貰えず。
きつくて
しんどくて
悲しくて
辛くて
涙が止まらなかった。友達と遊ぶ時間も、恋人と過ごす時間も、自分の時間さえも奪われて
嘘つき呼ばわり。
悪者扱い。
嫌になっちゃうよねwwwwwwwwwwww
自力で治してリビングに行くと正座して座れと言われ3時間説教された。
言いたいことは沢山あった。
でも言えなかった。
毎日自分の全ての時間を削って、全ての体力と精神を削って、家族に費やして、子育ても家事も全部して、顔色伺って明るく振舞って、言われる言葉は
人でなし
人間として終わってる
嘘つき
顔も見たくない
役立たず
頭が悪い
邪魔
見た目だけ
性格ブス
死ねばいいのに
こんな言葉達。
生きていたくもなくなっちゃうよね(笑)
言葉は喉まででかかってるのに
涙はもうそこまで来てるのに
何言えなかった。涙さえ出なかった。
自分のせいでって。自分が全部悪いんだっておもっちゃって。
一種の洗脳みたいな感じかな
人って人格否定され続けるともう自分でさえ自分のこと嫌いになるんだよね
もう毎日人格否定
ずっと立たされたり正座させられたり
もう倒れることなんてしょっちゅう
倒れても自分が悪い癖にって素通りされるのがオチなんだけどね
どんどん精神がおかしくなって
1人で家にいる時に溜めてたもの全部吐き出すように発狂が止まらなかったり。
あまりに大声で叫んで発作起きて過呼吸なって近所の人に通報されたこともあった
食べ物が喉を通らなくて胃に何も無いのに嘔吐が止まらなくて胃液を吐く日も多々あった
遂には学校でも倒れちゃって
先生にも友達にも彼氏にも親にも相談出来ない。
どんどん追い詰められて自殺未遂したことも何度もあった。その度に育ててくれたおばあちゃんの顔が思い浮かんで、何よりまだ生きていたいって自分の本心が見え隠れして、結局死ねなかった。
自分の限界が迫ってた時どうせ限界が来るならって最後に父親に今までのことを相談しようとしたらすぐにAが駆け寄ってきて
『なんで2人で話するの?私の前で言えないような話?姑息だよね、堂々と話なよ』
って言ってきた。父親もここで言ってしまいなって。もう味方はいない気がした。
だから
誰にも言うのを諦めた。
そして高校2年生の冬
私は家を飛び出した