絶望から

家を飛び出したタイミングは簡単


弟を動物園に連れていくから家で留守番してその間しっかり勉強しててねと言い残し私以外の家族で動物園へ出掛けた間


孤独なんてとっくに通り越していつもの如く発作と嘔吐が止まらなくなった私はいよいよ限界に陥り当時付き合っていた彼氏に連絡をし制服と学校の荷物だけを持って部屋のテラスから飛び降りて逃げ出した。


しかしここで痛恨のミス


彼氏に連絡したはいいものの何を思ったのかスマホを持って行くのを忘れ(アホすぎ‪w‪w‪w)会う手段がなかった私は公衆電話でギリギリ覚えていたおばあちゃんの電話番号に電話をかけておばあちゃんに駅まで迎えに来てもらった。


黙って泣いて突っ立ってる私におばあちゃんは何も言わずに『帰ろうか』って。

手を握ってくれて。


17歳にもなって大泣きしたなぁ


頑張って育ててくれたおばあちゃんを悲しませたくなくて結局おばあちゃんにも今までのことは言えなかったけど、あまりに憔悴しきってる私を見て、再び引き取ってくれることになった。


そこからはもう父親に怒涛の尋問をくらったけど、黙秘を続けた。


荷物を取りにAのいる家まで1度戻らなくては行けなかった。荷物を取りに行くと、父親が作業をしている間のすれ違いざま一瞬に耳元で


『卑怯者』


って。言われた。

たまに今でも思い出す。夢にも出てくる。

生涯忘れることは出来ないと思う。



あー、そうそう思い出した


そういえばこの家出した時に彼氏に連絡してスマホ忘れたくだりあったじゃん?


これまぁ当たり前だけど私の居場所を見つけるだにスマホの中見られたみたいで、最後のトークが彼氏だったから私のスマホから彼氏に接触してボロクソに言ったらしいから私次の日学校行った時その話聞いて死ぬほど謝った上で別れて欲しいって泣きながらお願いしたんだよね


本当は別れたくなかったけど


彼を傷つけた償いとしてね。

もう連絡先も知らないしどこで何をしてるか知らないし今後会うこともないだろうけど、あの時はごめんねって


ここで謝っとく(笑)

自己満足になってしまうけど。


ていうかそもそもLINE見るまではいいけど接触して説教はやばすぎ。親でもないのに。


今なら言えるけどろくでもないのは貴方ですよ。