未熟
とても大好きで幸せだった彼と別れた理由
それは私がとても未熟で最低だったから。
付き合う前、会いたいって言えば仕事終わり夜中に自転車走らせてたった10分の為に会いに来てくれた彼。
付き合ってからも、こうしたいって言ったらさせてくれて、こうして欲しいって言ったらしてくれて、泣いてたらそばに居てくれて、私のことは全肯定。毎日可愛いって好きだよって言ってくれて。
全部全部嬉しかったしとても愛おしかったのは紛れもない事実だけど。
2年半
同棲して。そばに居ることが当たり前で、思いを素直に口に出す機会もお互いに減って。
仕事でも家でもずっと一緒にいるんだからそれはすごく自然なことなのに、この人は私を好きなのか、私はこの人を好きなのか、本当にこの先も生涯一緒にいれるのかって考えた時に分からなくなってしまった。
飲みに出かけるのが好きな私は日々色んな人に出会う。大抵はただ楽しいから。お酒が好きだから。それ以外本当に何も無い。
でも、無意識に飲みに行く頻度が増えた。
そばにいるのがしんどくなった。
彼と結婚する未来が見えなくなった。
男の人は女の人より口数が少ない上に素直に伝えることが得意じゃない人が多い。
彼も例外ではなく最初は毎日言ってくれていた可愛いも好きも当たり前に自然に減っていく。
言わなくても分かるでしょ?当たり前でしょ?って言われることもあった。もちろん彼の性格上とても優しい言い方で笑顔で言ってくれるけど、私の人生に当たり前なんてない。
当たり前って何?
言わないでわかってほしいなんて無理なんだよ?
それは私が1番痛感しているから分かる。
そんな日々の中で私に好きな人が出来てしまった。
自分のことだからどこかで分かってはいたけれど遂にかって思った。
こんなに優しくて素敵な人を裏切れない。絶対に。幸せになって欲しい。
だから私は泣かないように必死にこらえて別れて欲しいって言った。
この話はもう終わり。
元々辛いことも全部ここにだけ書き出すってつもりで書いてたけど、今思い出すだけでも辛過ぎる。
私はあまりにも最低な人間だと思う。
今も。変わらず。